もざわ眼科 MOZAWA EYE CLINIC

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緑内障2026.02.10監修:もざわ眼科 院長 茂澤 克己(眼科専門医・医学博士)

緑内障検査は何をする?OCT・視野検査と費用目安を解説

健診で眼圧や視神経を指摘された方へ。3D OCT・視野検査・眼底検査の内容と、受診時の費用目安を解説します。

緑内障検査は何をする?OCT・視野検査と費用目安を解説

この記事の目次

  1. 1.緑内障はなぜ怖いのか
  2. 2.40代からリスクが上がる
  3. 3.自覚症状が出にくい理由
  4. 4.検査内容と費用の目安
  5. 5.点眼治療のコツ
  6. 6.予防と生活習慣
  7. 7.まとめ

SUMMARY

緑内障は初期に自覚しにくいため、健診で眼圧や視神経を指摘された後の精密検査が大切です。3D OCTで視神経の構造を、視野検査で見える範囲を確認し、眼圧・眼底など複数の結果を組み合わせて評価します。初診・精密検査の費用は、3割負担でおよそ5,000〜8,000円が目安です。

VISUAL GUIDE

まずここだけ確認しましょう

01

40代から確認

緑内障は年齢とともに増え、初期は自覚しにくい病気です。

  • 40歳以降は検査
  • 家族歴があれば早めに
  • 健診指摘後は放置しない
02

OCTと視野検査

視神経と視野を組み合わせて、早期変化を確認します。

  • 眼圧だけで判断しない
  • OCTで厚みを見る
  • 視野検査で機能を確認
03

継続治療が大切

点眼や通院を続けることが、視野を守る基本です。

  • 毎日同じ時間に点眼
  • 自己判断で中断しない
  • 定期的に経過確認

緑内障はなぜ怖いのか

緑内障は、目の奥にある視神経が徐々に障害され、視野(見える範囲)が少しずつ欠けていく病気です。日本の疫学調査では、40歳以上の有病率は約5.0%(20人に1人)。進行すると失明に至ることもあり、日本における中途失明の原因として最も多い疾患です。

40代からリスクが上がる

40代を境に緑内障の有病率が急上昇します。年代別の有病率は次のとおりです。

  • 40代:約2.2%(50人に1人)
  • 50代:約2.9%
  • 60代:約6.3%
  • 70代:約9.3%(10人に1人)
  • 80代以上:約13.1%

出典:日本緑内障学会 多治見スタディ(2000-2001)より。

自覚症状が出にくい理由

緑内障は初期・中期まで自覚症状がほとんどありません。その理由は、両眼で視野を補い合っているため、片方の視野が欠けていても、もう片方が補うため気づきにくいためです。気づいた時には視野の3〜5割が失われていることも珍しくありません。一度失った視野は二度と戻りません。

検査内容と費用の目安

当院では複数の検査結果を組み合わせて、視神経の状態と視野への影響を確認します。初診・精密検査の費用は、3割負担でおよそ5,000〜8,000円が目安です。診察内容や実施する検査により金額は異なります。

  • 眼圧検査:基本の指標(日本人は正常眼圧でも緑内障になるタイプが多い)
  • 3D OCT:視神経線維層・神経節細胞の厚さを数値化し、経年変化を追う
  • 視野検査(ハンフリー):視野の欠損を高精度に検出
  • 眼底検査:視神経乳頭の陥凹の評価
  • 隅角検査:閉塞隅角緑内障の鑑別
  • 費用目安:3割負担でおよそ5,000〜8,000円(診察・検査内容により変動)

点眼治療のコツ

緑内障治療の基本は、眼圧を下げる点眼薬です。治療を継続することが視野を守る最大のポイントですが、自覚症状がないため継続が難しい方も少なくありません。次のコツを参考にしてください。

  • 毎日同じ時間に点眼する(朝の歯磨きとセット、就寝前など)
  • 点眼後は1〜2分目を閉じて、目頭を軽く押さえる(吸収率UP)
  • 複数の点眼薬は5分以上あける
  • 出かける前にボトルを持参(忘れ防止)
  • 1か月に1回は薬局で薬を補充する習慣を

予防と生活習慣

確立した「予防法」はありませんが、以下の生活習慣が緑内障進行予防に役立つとされています。

  • 40代以降は2年に1回の眼科検診(OCT・視野検査を含む)
  • 喫煙・過度の飲酒を避ける
  • 有酸素運動(ウォーキング・水泳)を習慣化
  • 長時間のうつむき姿勢を避ける
  • 高血圧・糖尿病など全身疾患の管理
  • 十分な睡眠とストレス管理

まとめ

緑内障は早期発見・早期治療が大切な病気です。40歳を過ぎたら一度、家族に緑内障の方がいる場合はそれよりも早く、眼科での精密検査を受けることを強くおすすめします。「最近、目のかすみがある」「健康診断で眼圧を指摘された」など気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

この記事のポイント

  • 緑内障は40歳以上の20人に1人が発症する
  • 健診で指摘されたら、眼圧・3D OCT・視野検査などで状態を確認する
  • 一度失った視野は戻らないため、予防的検査が何より大切
  • 点眼の継続が視野を守る最大のポイント

SUPERVISOR

もざわ眼科 院長 茂澤 克己(眼科専門医・医学博士)

眼科専門医・医学博士。地域のかかりつけ眼科として、丁寧な診療を大切にしています。

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