荒川区南千住の眼科【もざわ眼科】

緑内障
Glaucoma

緑内障とは

緑内障は、なんらかの原因で視神経に障害が起き、視野が欠けてしまう病気です。
眼圧上昇が原因の一つと言われていますが、
近年、正常な眼圧の範囲内でも発症することがわかっています。

緑内障検診

一点を見つめた時に周囲に見える範囲を視野計を用いて測定する、
視野検査等を行います。
正常な人では、片目につき上方に60度、下方に75度、
鼻側に60度、耳側に100度という広い視野を持っています。

通常、人は両目で物を見ているので、
片方の目を隠さないと視野に異常があるかどうかはわかりません。
視神経の障害や緑内障などの疾患では、
片方の眼が障害されたり左右の目の障害の程度が違ったりします。
したがって、左右別々に視野検査をする必要があります。

 
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房水と眼圧

目の中には血液のかわりとなって栄養などを運ぶ、房水と呼ばれる液体が流れています。
房水は毛様体でつくられ、シュレム管から排出されます。
目の形状はこの房水によって保たれており、これを眼圧とよびます。
眼圧は時間や季節によって多少変動しますが、ほぼ一定の値を保っています。

緑内障の種類

緑内障は、なんらかの原因で視神経に障害が起き、視野が欠けてしまう病気です。
眼圧上昇が原因の一つと言われていますが、
近年、正常な眼圧の範囲内でも発症することがわかっています。

 

 

原発緑内障
もざわ眼科

原発開放隅角緑内障

房水の出口である線維柱帯が徐々に詰まり、眼圧が上昇します。ゆっくりと病気が進行していく、慢性の病気です。


正常眼圧緑内障

眼圧が正常範囲(10~21mmHg)にも関わらずおこる緑内障を正常眼圧緑内障とよび、開放隅角緑内障に分類されます。近年行なわれた全国的な調査の結果から、緑内障の約6割が正常眼圧緑内障であり、また、欧米人に比べて日本人に多いらしいことが分かりました。


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原発閉塞隅角緑内障

隅角が狭くなりふさがることで房水の流れが妨げられ(線維柱帯がふさがれて)、眼圧が上昇します。慢性型と急性型があります。

 

 

先天緑内障

生まれつき隅角が未発達であることからおこる緑内障です。

 

 

続発緑内障

外傷、角膜の病気、網膜はく離、目の炎症など、他の目の疾患による眼圧上昇や、
ステロイドホルモン剤などの薬剤による眼圧上昇によっておこる緑内障です。

緑内障の症状

症状は、慢性か急性かによって分かれます。




急性緑内障発作
  • 急激な視力低下
  • 後頭部や前頭部の激しい頭痛
  • 眼部の痛み
  • 吐き気 など

急性の場合は、早ければ1~2日で失明してしまう恐れもあります。
上記のような症状があらわれた場合には、すぐに診察を受けてください。




慢性緑内障
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  • 視野が狭くなる
  • 眼が疲れやすくなる
  • 光のまわりに虹色の輪がみえる
  • かすみ目など

慢性の場合、自覚症状がほとんどないため、病気が進行するまで気が付かないことが多くあります。
視野も少しずつ狭くなっていくため、目に異常を感じることはありません。

 

 

早期発見・早期治療

自覚症状がない場合が多い緑内障に対して、最も重要なことは早期発見・早期治療です。
一度障害された視神経はもとにもどす方法はなく、病気の進行を食い止めることが目標になります。
したがって、できるだけ早期に緑内障を発見し、治療を開始することが大切です。

 

 

緑内障の治療法

緑内障の治療は病気の進行を食い止めるため、
眼圧を低くコントロールすることが最も有効とされています。
点眼による薬物治療、内服薬、レーザー治療、手術などの中から、
緑内障の種類や進行度によって、その人に合った治療方法を選択します。
ただし、レーザー治療や手術を受け、眼圧が下降しても、
その効果が維持されるとは限らず、再度手術を行なう場合もあります。

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